犬語の達人

犬のメッセージを注意深く観察しよう

 犬は本来争いを好まない動物で、そのためにカーミングシグナルというサインを出し合って、争い回避のためのコミュニケーションを取っています。
 怒った飼い主に対してもこのサインを使いますが、公園などで他の犬が近づいてきたときや見知らぬ人に囲まれたときなども、ストレスを感じてこのサインを使うことがしばしば見られます。
 愛犬の発するシグナルを素早く読みとることが出来れば、追いつめられたあげくの
威嚇行動や攻撃に転じるケースを未然に防ぐことが出来るだけではなく、自分を理解してくれる飼い主に対する信頼感が増して、落ち着いた犬に育ってくれるのです。

 幼い時期にペットショップに連れてこられた犬の場合、しばしば親犬や兄弟犬から早期に学ぶべき、こういったカーミングシグナルの学習の機会を失ってしまっている場合があります。
 その結果他犬や他人とうまく接することの出来ない成犬が増加してしまっているのが現状です。

危機的状況を回避するための代表的なシグナル

あくび 相手を落ち着かせるためにする「あくび」はしばしば用いられます
・まばたき 直視することを避けるために顔を背けたり、まばたきをします
・目をそらす 始めて合う犬などに対しては、最初から目をそらし攻撃する意志のないことを伝えます
・舌なめずり 緊張が高まってきたときに、舌なめずりをします
・周囲の臭いを嗅ぐ 相手に対するメッセージと同時に自分が落ち着くためにも、周囲の臭いを嗅ぎ始めます
・オシッコをする 非常に緊張状態が高まったときに、オシッコをすることがあります
・体を掻く 後ろ脚で首の回りを核などの行動を見せることがあります

 これらはすべて本来の意味ではなく、カーミングシグナルとして用いられる場合のある行動です。現在27種類程度に分類されていますが、あくびやまばたきなどは飼い主が緊張している愛犬に対して行っても効果が確認できます。

始めて合う犬に近づくためには

 愛犬を連れて始めて合う犬に近づくためには、直線的に向かっていくことは避け、迂回しながら相手の犬を直視しないように、そして愛犬にも相手を見つめる位置に立たせないようにしながら近づいていきます。こういった手段により飼い主が愛犬にカーミングシグナルを教えていくことも出来るわけです。
 また人間だけではじめての犬に近づく場合にも同様に回り込み、目線をそらし、それでも相手の犬が緊張している場合にはあくびやまばたきなどを併用しながら徐々に緊張を解いていくことで、スムーズにうち解けてもらうことができます。


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