拾い食い

愛犬の命を危険にさらさないために

 ひと頃毒要り団子を食べた犬が死亡するという事件が多発しました。あるいは農薬の撒かれる地方では雑草を食べて中毒になる話もよく聞きます。また家庭では人間用の食べ物を盗み食いすることは良くありますが、それがチョコレートやネギだったりすると体質によっては命に関わる問題になってきます。
 飼い主より早く犬がそういった食べ物を発見しても勝手に食べないようにするトレーニングは、上記のような理由により実はとても重要なものなのです。

拾い食い盗み食いをやめさせるには

 行動心理学に基づき叱らずに教えることで、ほとんどの犬が短時間で学習してくれますので、ぜひトレーニングして下さい。
 本来はアイコンタクトをしっかりマスターしておくことが望ましいので、
まず飼い主の目を見たらご褒美をあげる練習をして下さい。それが出来るようであれば、リードを杭や動かない柱などに縛り、リードによって犬が届かないぎりぎりの距離におやつを置いてください。口も手もあと3cm届かない位の床に置くのが理想です。
 ハンドラーは犬の横に
ただ黙って立っています。犬がいくら騒いでも無視します。やがて怪訝な顔で飼い主を見上げるタイミングが来ますので、その時に思いっきり笑顔で誉めちぎり、床からおやつを拾って犬に与えます。
 再びおやつを届かないところに置き、黙って横に立ちましょう。今度はさっきより早く飼い主を見上げるはずですので、やはり褒めちぎって落ちているおやつを与えます。

 次はリードを柱からはずし、手に持って同じことをしてみましょう。この時絶対失敗して食べられてはいけません。この時の失敗は後々まで「頑張れば食べられる」という悪い学習として残ってしまいます。コツはリードを持った手を腰に固定しておくこと。やり方は先ほどと同じです。
 これでうまく行くようになったら次は置いてあるおやつに向かって歩いていってみましょう。たぶん犬は途中からダッシュすると思います。ここでも絶対犬に勝手に食べられてはいけません。ダッシュしたらすぐにリードを固定してもう少しで届かない位置を保ちます。そして犬がこちらを見たらおやつを拾って与えます。必ず拾ってから与えましょう。

 この練習の意味を犬の心理から分析してみれば、「落ちているおやつは勝手に食べられない」「落ちているおやつを見つけたら飼い主の目を見ると食べさせてくれる」という単純な方程式が成り立ちます。食べたければ目を見るというルールです。習慣になるまでいろいろな場所、いろいろな状況で練習しましょう。おやつではなくおもちゃでもやってみましょう。おもちゃの場合も目を見たら拾って与えてあげます。

 飼い主の目を見る習慣が付けば、散歩中に何か犬の関心を引くもの(カエルとか猫とか生ゴミとか)が突然出現しても、まず飼い主を見上げてくれるようになります。例え飼い主がそれに気がつかなかったとしてもです。本番ではもちろん何でも許可するわけには行きませんが、それは仕方ないことです。良いときもあればだめなときもあるのは犬も理解してくれるようになります。時には替わりにおやつやおもちゃを与えても良い練習になります。
 愛犬の命を守るため、この練習はぜひ全てのサモエドオーナーにやっていただきたいと思います。


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