オフ会の達人

オフ会は愛犬を良い子にも悪い子にもしてしまう関門

 愛犬家仲間のオフ会はとても楽しいものですが、実は犬にとっては試練の場。そこで大きく成長する場合もありますが、悪い学習をしてしまうケースも少なくありません。悪い学習をさせてしまった場合、それを直すには大変な努力が居ることでしょう。

 では具体的にどんな悪影響が出る場合があるのでしょう?
 まず犬の気持ちになってオフ会を考えてみましょう。知らない犬がいっぱい居て、ドッグランではリードすらしていない場合がある。後から行けば自分はよそ者だし先にいる犬達はものすごいハイテンション。これで冷静でいられる犬なんてきっといないでしょう。唯一の頼りは飼い主ですが、その飼い主は人間同士のおしゃべりに夢中で犬の心境なんて全く察してくれない。
 ひとりぼっちにされた犬は不安と興奮でパニック寸前です。突然他の犬達が集まってくれば、防衛本能が働くのはあたりまえ。ふるえながら飼い主の陰に隠れてくれるならまだしも、犬の理論で行けば先手必勝。まず威嚇して争いにならないようにしようとしますが、それでも無神経に来る犬がいれば身を守るためにやむを得ず攻撃に転じるでしょう。
 そこで始めて飼い主達はビックリして犬を引き離しにかかります。その結果、元来平和を好む犬は吠えて先制攻撃を仕掛ければ争いが避けられるという誤った学習をしてしまうわけです。ガウガウする犬の多くは実は本来繊細で平和を好むのです。

 逆に犬同士夢中になって遊べる犬の場合はどうでしょう。そんな時でも呼び戻せばちゃんと帰って来るようなら心配はありませんが、飼い主不在で犬の世界に入り込んでしまうようだと犬のルールで物事を決めるようになって行くでしょう。
 飼い主がきちんとしたリーダーになり、犬同士遊ぶときも飼い主の管理下で安全に遊ばせるようにしたいものです。つまりいくら夢中になっていても呼び戻せば我に返り戻ってこれることが理想です。

 他の犬が苦手な場合、安易にオフ会に行くのは決して良いことではありません。おそらく会場に入る前からテンションが上がり興奮状態になっていることでしょう。上手にオフ会を利用して社会化のトレーニングをするには、まず興奮レベルが高まりすぎない、まだ飼い主がコントロールできる距離で環境になれる練習をします。慣れさせながら徐々に近づいていきましょう。他の犬を怖いと感じさせないためには、後からではなくみんなより先に会場に着いているようにするべきでしょう。

 逆にオフ会で遊ぶのが大好きな犬の場合にも興奮しすぎないようにコントロールする必要があります。そして中に入っても勝手に犬が走り出すのではなく、飼い主の許可を得てから徐々に遊ぶようにさせて下さい。そんな時、最大のご褒美は解き放たれることですから、そのためには良い子にしていなければならないというトレーニングには絶好のタイミングです。


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