犬のトレーニングには、俗に強制訓練といわれる方法とモチベーショナルトレーニングといわれる方法があります。
預かりの訓練などは従来からの強制訓練が多いようですが、SPJでは一般飼い主が自分で犬をトレーニングすることが出来るモチベーショナルトレーニングを中心とした手法を推奨いたします。飼い主も愛犬も楽しみながらコミュニケーションを深めていく中でルールとマナーを教えていく手法だからです。

モチベーショナルトレーニング(動機付けによる方法)

1)誉めて育てるということ
強制訓練とは文字通り犬を強制的に服従させるトレーニング方法です。一方モチベーショナルトレーニングでは犬が自発的に飼い主に従うような関係作りを重視して、良い行動に対して十分に誉めることで家庭犬としてふさわしいマナーを身につけていってもらいます。

2)自分で楽しみながらトレーニングする
サモエドは生まれながらに家庭犬としての道を歩んでいます。つまり飼い主との信頼関係がベースになっているのです。ですから愛犬のトレーニングは飼い主自身が行うことが理想です。ひとつずつ焦らずにステップアップしていけばコミュニケーションの深化にともなって大きな喜びが得られるものと思います。

3)科学的に考えよう
トレーニングがうまく行かないとき、愛犬が何か困った行動をしてしまったとき。人はどうしても感情的になってしまいがちです。しかし犬は犬の理論でものを考えています。人間の勝手な都合で良い犬は最初から人間を困らせないと思うのは大きな間違えであり、本来犬は犬の理論で生きているのですから、飼い主としてきちんと教えてあげなければ人間社会で暮らすルールは理解できないのです。
穴を掘る、喧嘩をする、吠える、引っ張る、そこら中でオシッコをする、etc.これらは全てたまたま人間社会では困る行動なだけで、本来正しい健康な犬がする行動です。
人間側の感情で判断せずに犬の視点に立って科学的にトレーニングをしましょう。

4)ご褒美におやつを使う
モチベーショナルトレーニングでは、良い行動に対して十分な誉め言葉とご褒美を与えます。ご褒美としては当初おやつやおもちゃが中心となります。
トレーニング時に与えるおやつはあまり噛まずにすぐ飲み込める、魅力的な小さな固まりが適しています。また魅力の度合いをトレーニング内容に合わせてコントロールするために、何段階かのランクを付けておきます。たいていは下はドライフード1粒から上ではささみを細かくちぎったものやフリーズドライのレバーなどが用いられます。
おもちゃは飲み込む危険がないもの、手軽に取り出せてすぐしまえるものが適しています。おもちゃに十分な魅力を付けるためには普段から与えっぱなしにはしないよう注意します。飼い主のテクニック次第でおもちゃは魅力的にすることができます。

5)去勢避妊について
遺伝的疾患の蔓延が心配なだけではなく、正しい繁殖には相当な知識と時間とお金が必要です。そしてなによりも社会的な責任の大きさを意識する必要があります。由緒正しいサモエドのスタンダードを継承する目的がないのであれば、子供が見たいという気持ちだけで勉強をせずに繁殖をすることだけは避けたいものです。同時にたとえばオフ会に参加したり犬連れのレストランや宿泊施設に泊まりたいなど、社会の中で暮らすことを考えているのであれば、犬の本能に起因する人間にとって問題となる行動を軽減させるために、そして将来起こり得る様々な病気を予防するために、去勢避妊をぜひ真剣に検討していただきたいと思います。


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