おもちゃの達人

おもちゃはコミュニケーションの重要な道具です

 おもちゃを与えっぱなしにしていませんか?おもちゃは犬が退屈なときに一人で遊ぶためのもの、そう思ってはいませんか?

 ペットショップには魅力的なおもちゃがたくさん売られています。「うちの子はどれが好きなんだろう」って迷われる方も多いと思います。あるいはフリスビーをさせてみたくて買って帰ったら与えたとたんに噛み壊してしまったとか、投げても興味を持たれなかったとか、そういう経験をされた方も多いと思います。
 持来欲といって物を取ってくる本能が犬にはあるそうです。それが強いのはもちろんレトリバー犬種ですね。(レトリーブとは取って来るという意味です)でもサモエドだってそういった本能を持っています。またそれ以上にこういったことは飼い主次第でどんどん強化していくことが出来るのです。

おもちゃを好きにさせるコツ

 おもちゃを大好きにさせておくと様々なトレーニングで、あるいは生活の中でとても役に立ちます。それに楽しそうに遊ぶ姿は見ていても心が和みますよね。
 ではどうすればおもちゃ大好きになってくれるのでしょう?

■ おもちゃを与えっぱなしにしない
 おもちゃは全て犬が自分で取り出せないところにしまってください。おもちゃは飼い主が与える物で、犬が欲しいときに勝手に持って来る物ではないという所からはじめます。
■ 犬は新品のおもちゃが好き
 新しいおもちゃを買ってきたら、それを一瞬だけ犬に見せてすぐにしまってしまいます。興味を持とうが持たなかろうが、ちょっと臭いを嗅がせたらすぐにしまいましょう。その際、これ以上素敵なものはないという演技をして下さい。楽しそうに取り出して楽しそうにしまいます。
■ うんと「もったい」を付ける
 時々少しだけ臭いを嗅がせたり、くわえさせたりしますが、しばらくはやはりすぐにしまってしまいます。
■ おやつより魅力的なおもちゃ
 これだけの簡単なことでそのおもちゃは何よりも魅力的な物になるはずです。それをトレーニングのご褒美として行かして下さい。こういったおもちゃを何種類か作っておき、それに順位を付けることで、普段のご褒美からとっておきのご褒美まで用意できたことになりますね。

おもちゃを離させる

 大好きなおもちゃが出来ても、いったん渡したら二度と返してくれないようでは困ります。飼い主が「ハナセ」と言ったらおもちゃをしてもらいましょう。いろいろなやり方がありますが、基本は「行動の後に良いことが有ればそれを学習する」という行動心理に基づいたやり方をすることにあります。ココで叱って放させれば、攻撃性を育み、おもちゃを手に入れたとたんにどこかに隠れてしまう犬になると思って下さい。

■ おもちゃを手放さない
 ひっぱりっこのできるおもちゃで有れば、犬にくわえさせるときに手を離さないようにします。ココでひっぱりっこをしてはいけません。遊びになってしまうからです。無表情に手を腰に固定して動かないようにします。
 すると犬が「なんで?」という顔でこちらを見るでしょう。いつかは一瞬口を放すはずです。その瞬間に「ハナセ」と言って下さい。一瞬のことですが、これで犬はコマンドに従っておもちゃを口から離したことになってしまいますね。そこですぐに誉めるわけです。誉めてからご褒美を与えますが、それは今手に持っているおもちゃですから、もう一度くわえさせてあげるわけです。

■ 放せばもらえる。放さなければもらえない
 矛盾しているようですが、これが行動学に基づいたテクニックです。欲しいのなら放しなさい、ということを教えるわけです。次第に「ハナセ」のコマンドで離してくれるようになりますが、ここでもううちの子はできるようになったからと安心して誉めることもせずにおもちゃをしまってはだめです。それを早い時期にやってしまうとコマンドが無効になりますので注意して下さい。
 離したら誉めておもちゃを与えるトレーニング・・・・。ではいつ終わればいいのか?最後に取り上げたときにおもちゃの替わりにたっぷりの誉め言葉と場合によってはおやつを少しあげておもちゃを引き上げます。

■ おもちゃを二つ使うテクニック
 先にお伝えしたように好きなおもちゃを複数作っておけば「ハナセ」の練習にも活用できます。
 1つのおもちゃをくわえさせて居るときにもう一つのおもちゃをさっと差し出します。とっさにそちらをくわえようとして口を開けた瞬間に二つとも取り上げてしまうテクニックです。ここでもハナセというコマンドを乗せていくことと、間髪を入れずに誉めてあげることをお忘れなく。もちろんご褒美としてどちらかのおもちゃをくわえさせてあげましょう。

おもちゃの活用法

 例えばドッグランで犬を放し、飼い主が楽しそうにおもちゃで遊びながら歩き回ってみて下さい。ポイントは犬を無視すること。目を合わさず、犬なんていないと思って歩いて下さい。やがて愛犬は興味をそそられて付いてくると思います。この時に理想的な「ツイテ」の位置に犬が入ったらおもむろに大喜びをして誉めてあげます。そしてすぐさまおもちゃをくわえさせてあげるわけです。手を離してはいけません。手に持ったままくわえさせるのです。
 そしてまた「ハナセ」でおもちゃを取り戻し、どんどん歩きます。また犬がついてきます。理想的な位置に着いたら誉めて少しだけおもちゃで遊んであげる・・・・。この繰り返しです。横に付いているときに「ツイテ」とコマンドを乗せましょう。


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